こちらの記事では、高配当株のおすすめ銘柄:オーデリック(3905)についてご紹介しています。
高い配当利回り、底堅い業績推移、テクニカル分析的な魅力から値上がり可能性があるオーデリックはおすすめ銘柄です。
最新の2019年3月期決算を含め、事業は安定に推移しており大きな下振れ懸念や減配の心配は無さそうです。
私が過去に銀行員として培ったデューデリジェンスの技法や、ファンダメンタル・テクニカル両面でみた株式投資のセオリーから評価しています。
株式投資にあたり、ぜひご参照下さい!
※投資は自己責任でお願いいたします
結論:オーデリックはおすすめの高配当株!
- 4.24%と高い配当利回りを誇る
- 業績は非常に底堅く、安定的に推移
- 業績推移を背景に増配の可能性あり
- PER7.21倍、PBR0.78倍と割安感あり
- 長期トレンドラインの下限付近で株価が推移しており反転可能性あり
オーデリックの事業概況

オーデリックは住宅用照明器具の大手です。
自社ブランドで製品を国内展開しており、特にLED関連の照明器具に強みを持っています。
日本国内の住宅着工があまり伸びていないさなか、ホテルなど住宅以外の建築・施設へ焦点を当てる戦略を取っています。
その戦略が功を奏し、直近の業績は底堅く推移しています。

2020年3月期は東京オリンピック関連の受注が増加して増収を見込んでおり、そうした背景から増配継続が市場では観測されています
【同社の業績推移および計画】

業績を読み解くと、非常に底堅く推移していることが分かります。特筆すべきは、増配を継続している点です。

前述の通り、2020年3月期は増配の観測が高まってきており、増配となれば株価が上昇する可能性が存分にあります
オーデリックの株価が上昇する要因
ではなぜオーデリックがおすすめ銘柄と言えるのか、株価が上昇する要因について解説します。
株価の上昇要因①:高い配当利回り
オーデリックの配当利回りは年4.24%と非常に高い水準にあります。
日本の国内上場企業の平均配当利回りがおよそ2%ですので、およそ2倍ですね。
毎期の業績は安定的に推移しており、今後も配当による株主還元が継続する可能性は高いと言えます。
株価の上昇要因 ②:業績は成長しており堅調推移
前の項目でも触れましたが、オーデリックの過去の業績は、非常に底堅く推移しています。
LED照明器具という強みを活かし、市場の需要拡大とともに今後も底堅く業績の好調を保つ蓋然性が高いでしょう。

業績が安定していれば、減配されずに配当が出続ける可能性も高まります。逆に増配の期待も高まるので事業の安定性は重要です
株価の上昇要因 ③:増配の可能性あり
こちらも前述の通り、堅調を維持している業績を背景として配当を増加させる可能性があります。
2020年のオリンピックに向けて業績が更に上向けば、より増配する可能性は高まるでしょう。

もし増配となれば株価が上昇する公算が高く、この点でもオーデリックは魅力的と言えます
株価の上昇要因 ④:株価は割安感あり
業種によって異なり一概には言い切れませんが、PER10倍、PBR1倍が割安感の基準になります。 その基準から見ると、PERは7.21倍、PBRは0.78倍とかなりの割安感があります。
現時点の株価の水準で考えると買い時であると言えそうです。
株価の上昇要因 ➄:株価はトレンドラインの下限にあり

オーデリックの株価はいわゆるトレンドラインの下限付近で推移しています。
特別な材料やマクロ環境が急速に悪化しない限り、ここからの反転が期待できる今がしれません。テクニカル面では買い時です。
想定されるリスク:技術革新による新たな照明器具の開発
これまで、同社をおすすめする根拠として、その魅力に触れてきましたが、事業リスクや株価下落リスクはどうでしょうか?
一つ懸念として挙げられるのは、新たな技術開発によるLED照明器具の陳腐化です。
LED照明が白熱電球や蛍光灯にとって代わったように、技術革新により新たな照明器具が開発される可能性はあります。
LED照明は、消費電力や製品寿命の面で白熱電球や蛍光灯よりも優れ、広く市場に浸透していきました。
同様に、LED照明よりも優れた製品が開発されればLED照明を主力とする同社の業績は一気に悪化する公算が高いです。

そのため、同社株式を購入する場合は、そうした製品動向のモニタリングは必須となるでしょう
オーデリックの株価を占う最新の動向
株価上昇要因や想定リスクについて見てきましたが、今後の株価を占う上ではオーデリックの最新の動向を確認する必要があります。
最新の決算内容
2019年3月期の通期決算は、売上高368億円(前期比▲1.4%)、純利益33億円(前期比+1.0%)で減収増益決算でした。
2019年3月期は、住宅・施設用の照明器具のカタログ「ハピテーション+ストラクチュアルライティング」や店舗・施設向けの「Odelic Selected Lightnings for Professional」を発刊。
またLED照明器具新製品の開発・販売し、その一環としてリモコン・スマホ・タブレットから手元で一括で管理できる「コネクテッドライティング」の普及販売にも努めています。
そうした中で業績はほぼ横ばいとなりました。
今後の見通しについて、引き続き成長領域である「コネクテッド・ライティング」の普及販売に注力する計画です。また4月に子会社化した「山田照明」との連携により相乗効果創出を狙います。

2020年3月期は売上高410億円、純利益34億円で増収増益を計画しており、引き続き安定的な操業が見込まれます
まとめ:オーデリックはおすすめ高配当株銘柄!
高い配当利回り、底堅い業績推移、テクニカル分析的な魅力から値上がり可能性があるオーデリックはおすすめ銘柄です。
ぜひ有力な値上がり銘柄のひとつとして、ご検討ください。
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