株式購入の醍醐味の一つが、株主優待ですね。外食やショッピングのクーポン券、日常生活用品やオリジナルグッズなど、現在ではさまざまな優待がもらえます。

私は普段、株主優待で株を買うことは少ないのですが、優待をもらうと妻が喜ぶので、常に何かお得(かつ妻が嬉しそうな)な優待が貰える銘柄をチェックしています。

たただ皆さま、 株主優待を貰える銘柄はたくさんありますが、正直に行ってしまうと、いらないものの優待ばかりではないですか?

この記事では、配当+優待の利回りのランキングトップ5の銘柄をご紹介します。 株主優待を頂ける何百にも登る銘柄を見た上で、換金性も考慮した利回りでランキングを作成しております。

ただし、少額から購入し易い10万円株に絞っているため、リターン金額はかなり小粒になっており、少額投資でコツコツとお得な優待を受けたい人向けの記事となっています

まずは以下、ランキングの考え方です。

株主優待を選ぶ上では、換金性も考慮した利回りが重要

株主優待は自分にとって貰ったらうれしいもの、使えるものを選ぶのが大前提だとは思いますが、利回りをちゃんと考えて優待を選んでますか利回りを見てリターンを確りと考えることは非常に重要です

私の投資仲間である専業主婦の方に、こんな方がいらっしゃいました。

「XXXの株は50万円もしたけど、優待でもらえるXXXが珍しくてつい買っちゃった」

それを聞いた瞬間私は、「わざわざリスクを取って株を買わなくても、別に欲しいものは現金で買えばいいのではないだろうか…?」とおもいましたが、それは言葉に出さずに飲み込みました。

投資金額に対するリターンで考える必要がある

株主優待と言えども、しっかりと投資金額に対するリターンを計算し、割に合う銘柄を選定する必要があります。

日常に役立つ品物、お得なクーポンを貰えても、投資金額が50万円も100万円もするのに、そのリターンが1000円、2000円では全く割に合いません。

金券ショップやヤフオクで換金できそうな金券類を狙う

また、株主優待で手に入るものの中には金券の類のものも多く含まれています。日常品などの品物は、結局換金性の観点から現金よりも価値が低いのは明らかです。

例えば、ANAの株主優待券の中には、国内航空便が50%割引になるものがありますが、その株主優待券は5000~7000円程度で金券ショップやヤフオクで取引されます。

こちらの記事のランキングでは、使える人が多いクーポン券などの金券類が貰える株主優待(QUOカード等)に絞っています。

リターンが高く出やすい単元株あたり10万円以下の株を狙う

リターンを多く得るためには、当然のことながら投資金額は少ない方が良いです。最近では、株式の最低購入金額が10万円以下である10万円株でもしっかりとした優待を頂ける銘柄が多く存在します。

以上を踏まえ、お得な株主優待のランキングを見て行きましょう!

株主優待利回りランキング – 10万円株編

それでは早速、優待利回りランキングを見て行きましょう!

前置きで書いている通り、利回りが高くなりやすい10万円株に絞ってランキングを作成している点、ご了承ください。

5位 ネオジャパン(3921)

  • 優待+配当利回り:1.55%
  • 優待内容:100株でQUOカード 500 円、200株でQUOカード1000円
  • 最低購入額:71,300円

ネオジャパンは 企業や官公庁向けパッケージ販売とクラウドサービスを提供している情報通信業者です。

使えるお店が多いQUOカードを貰えるのは非常に嬉しいですね。

業績も増収増益を継続しており、事業の内容からも将来性があると見込まれ、長期保有を見据えて株を購入しても良いかも知れません。

4位 ニッケ(3201)

  • 優待+配当利回り:3.67%
  • 優待内容:100株でQUOカード 500 円、1000株でQUOカード500円+3000円の同社商品割引券
  • 最低購入額:82,700円

羊毛紡織の有力会社であるものの、利益の柱は商業施設賃貸となっています。スポーツや介護施設、売電などへも事業を展開しています。

こちらもQUOカードで使えるお店が多く利便性が高い点がメリットです。また割引券は衣料品がのったカタログの他、運営するゴルフや遊戯施設でも利用できます。

業績は増収増益基調を継続しています。

3位 岡部(5959)

  • 優待+配当利回り:3.79%
  • 優待内容:100株でQUOカード 500 円、1000株でQUOカード1000円、2000株でQUOカード2000円
  • 最低購入額:87,600円

建設向け仮設・型枠、構造機材関連の事業を展開しています。米国でも建材販売しており、海外で自動車バッテリー部品事業を展開 しています。

こちらもQUOカードで使えるお店が多く利便性が高い点がメリットですが、2000株までカードの金額が上がっていく点がポイントです。

直近の決算は減収減益ですが、毎年堅く純利益は一定水準を確保しており、業績は長期的に安定していく可能性が高いでしょう。

2位 セントケア・ホールディングス(2374)

  • 優待+配当利回り:5.29%
  • 優待内容:100株でQUOカード 1000 円
  • 最低購入額:52,900円

訪問介護事業を営んでおり。デイサービス事業も手掛けています。関東圏中心ですが、徐々に全国展開進めています。

こちらはQUOカードが100株で1000円貰えて3位までの銘柄よりお得感がありますね。最低購入額もかなり低く抑えられます。

直近の決算は増収増益であり、事業内容としても将来性が高いと言えるでしょう。最低購入額も低く、手軽に利回りを享受できる銘柄ですね。

1位 ヤマダ電機(9831)

  • 優待+配当利回り:7.90%
  • 優待内容:100株で自社買いもの割引券500円(3月に2枚、9月に4枚
  • 最低購入額:52,700円

ご存知、家電量販店を展開するヤマダ電機です。

3月と9月の2回、株主優待を頂けます。電化製品が好きなひとにとってはうってつけでしょう。また同社の商品割引券であれば金券ショップでも換金できますので、現金化ができる点もポイントです。