本記事では、国際REIT(リート)型の投資信託でおすすめの銘柄をご紹介しています。
不動産の投資信託といえばJ-REITが人気ですが、同じREITでも海外の不動産に投資できる国際REIT(リート)型の投資信託をご存じでしょうか。
投資対象を日本国内だけに限定していると、もし将来、巨大地震などの災害が起きた時に大切な資産まで大ダメージを受けるかもしれません。
そういうリスクを予防するためにも、国際REIT(リート)型の投資信託で資産を分散させておきましょう。

そこで、国際REIT(リート)型の投資信託について、その概要やメリット・デメリット、おすすめ銘柄などを詳しく見ていきます
尚、掲載している投資信託のおすすめ銘柄は、元銀行員として培ったデューデリジェンスの技法を駆使して選定しています。
また新型コロナウイルスの影響で市場全体の値動きが不安定になる傾向がありますので、銘柄選定においては十分にご注意ください。
投資判断のご参考・一助になれば幸いです。
(※投資はくれぐれも自己責任でお願いします)
国際REIT(リート)型の投資信託とは?
REITというとJ-REITが知られていますが、もともとREITとはアメリカで生まれた投資商品であり、不動産(Real Estate)の投資信託(Investment Trust)という意味の言葉です。
つまり、REITとはそもそも海外の不動産投資を指していたわけですが、国際REIT(リート)型の投資信託を利用することで、日本にいながらにして海外の不動産に投資できるようになります。
不動産の投資信託とは、複数の投資家から資金を集め、それを元手に不動産に投資し、その不動産が生む賃料や売却益などの利益を資金を出した投資家に分配するという仕組みです。
個人でも海外の不動産に投資することは可能ですが、日本とは事情が異なるため不動産の管理がたいへんですし、そもそも多額の資金が必要なのでそう簡単には手を出せません。
国際REIT(リート)型の投資信託は、そんな方でも簡単に海外の不動産に投資できるというところに魅力があります。
J-REITの場合、不動産投資法人が投資証券を投資家に発行します。投資する不動産を運用して収益が出た時には投資家に分配するという形です。
国際REIT(リート)型の投資信託でも、投資家から集めた資金を投資して不動産を管理しながら収益を上げることを目指すという点では共通しています。

ただ、J-REITと違って、対象は一国だけでなく、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、その他の新興国など世界中が対象です。そのため、投資対象の国ごとに細かい制度の違いがあります
国際REIT(リート)型の投資信託のメリット
国際REIT(リート)型の投資信託の最大のメリットは、少額の資金から海外の不動産に投資できることです。
一般的に不動産投資には多額の資金がなければならないというイメージがありますが、国際REIT(リート)型の投資信託は数万円から数十万円程度の資金があれば始められます。
また、複数の銘柄に分散投資することも簡単ですし、物件の管理も専門家に任せられるので、海外の不動産に投資するといっても面倒なことは何もありません。
通常、個人で海外の不動産に投資しようと思うと、物件を選定し、現地の法律など規制を確認し、現地まで物件を見に行ったりなどさまざまな手間がかかるものですが、国際REIT(リート)型の投資信託を利用すればそのような手間暇がすべて省略できるということです。
また、換金性の高さも国際REIT(リート)型の投資信託のメリットです。銀行預金はもちろんのこと、株式投資よりも高い利回りが期待できます。
J-REITは国内の不動産が対象なので、土地勘があって景気の状況も実感できるため、銘柄を選定する際に豊富に判断材料があると思われるでしょう。

海外の不動産ではそれができないのではないかという不安ももっともですが、結局、投資信託ですので管理や運用はすべて専門家任せです。海外だからといって、J-REITに比べて難しいとかリスクが高いというわけではありません
国際REIT(リート)型の投資信託のデメリット
とはいえ、国際REIT(リート)型の投資信託にデメリットがないわけではありません。むしろ国際REIT(リート)型の投資信託ならではの無視できないデメリットも存在します。
まず、価格変動率が大きいことです。たとえば、アメリカのREITの場合、値動きの幅を図る標準偏差は株式と同じぐらい高い水準です。
また、為替相場が変動すれば、それに伴ってREITの価格も変動します。国際REIT(リート)型の投資信託は利回りの高さがメリットと述べましたが、市場金利が上がると価格が下ることが多いです。
また、米連邦準備制度理事会が想定以上に利上げした時など、相場に波乱が起きることもあります。

分配金の高さは魅力ではありますが、国際REIT(リート)型の投資信託には大きなリスクもあることを自覚しておくべきでしょう
国際REIT(リート)型の投資信託の選び方
国際REIT(リート)型の銘柄を選ぶ際、長期的な視点に立つことが大切です。たとえば囲碁や将棋のプロ同士の対戦で勝敗を予想する場合、今年に入ってから順位を上げてきたプロと、過去10年間常に上位に位置しているプロのどちらが勝つ確率が高いと考えるでしょうか。
もちろん個々人の実力によって状況は違いますが、一般的には後者の方が可能性が高いと考えるはずです。国際REIT(リート)型の投資信託においても同じことが言えます。
単年で高い利回りを記録している銘柄だとしても、それはたまたまうまくいっただけかもしれません。一方、10年間、常に上位にランクする銘柄なら決してたまたま運用がうまくいっただけとは片付けられないでしょう。

直近の成績も大切ですが、中長期的な視点に立って期待できる銘柄を選ぶのがいちばんのおすすめです
国際REIT(リート)型の投資信託おすすめ一覧!厳選5銘柄
国際REIT(リート)型の投資信託についてメリットやリスクを整理したところで、次に、おすすめの銘柄を紹介します。
以下に挙げる5つの銘柄は比較的評価が高く、一般にもおすすめとされることの多い人気の銘柄ですので、投資銘柄に迷った時はぜひ参考にしてみてください。
①:野村アセットマネジメントのノムラ 日米REITファンド(毎月分配型)
1つ目のおすすめは、野村アセットマネジメントのノムラ 日米REITファンド(毎月分配型) です。
アメリカのREITと日本の金融商品取引所上場のREITを投資対象としています。
②:パインブリッジ・インベストメンツのPB米国REITインカムファンドBコース
2つ目のおすすめは、パインブリッジ・インベストメンツのPB米国REITインカムファンドBコースです。
「バイリンガル」という愛称を持つ銘柄で、おもにアメリカのREITを対象とします。特定セクターへの集中を避けた分散投資が特徴です。
③:大和アセットマネジメントのダイワ米国リート・ファンド(毎月分配型)
次に、大和アセットマネジメントのダイワ米国リート・ファンド(毎月分配型)をおすすめします。
アメリカのREITを対象に、米ドル建資産が市場平均以上になるように目指しているのが特徴です。全世界でのREITの市場規模のうち60%以上がアメリカのREITですので期待できるでしょう。
④:岡三アセットマネジメントのワールド・リート・セレクション(アジア)
アジア圏なら、岡三アセットマネジメントのワールド・リート・セレクション(アジア) がおすすめです。
分散投資でリスクに備えながら中長期的に値上がりを目指します。
➄:りそなワールド・リート・ファンド
最後におすすめするのは、りそなワールド・リート・ファンドです。
相対的な割安具合や成長性、銘柄ごとの利回りなどを考慮して投資銘柄を選んでいます。
国際REIT(リート)型の投資信託を購入する際の留意点
国際REIT(リート)型の投資信託には、外貨建資産の場合、為替相場が変動すると資産価値が変動してしまうというリスクがあります。

元金は保証されていませんので、時には基準価額が下落して損失を被る可能性もあることに注意してください
投資信託の関連記事
本サイトでは、本記事でご紹介した領域以外にも投資信託の記事を掲載しています。ご自身のご興味がある投資信託の分野があればピックアップして、併せてご覧下さい。
グローバル地域を対象にした投資信託でおすすめの銘柄一覧5選!
中南米地域を対象とした投資信託でおすすめの銘柄一覧!【ハイリスクハイリターン】
エマージング国を対象とした投資信託でおすすめの銘柄一覧!【大きなリターンが狙える】
アジア地域を対象とした投資信託でおすすめの銘柄一覧!【高成長で期待大】
ブル・ベア型の投資信託でおすすめの銘柄一覧!【レバレッジ活用で短期利益を狙う】
中近東・アフリカ地域を対象とした投資信託でおすすめの銘柄一覧!【成長期待大】
ノーロード型の投資信託でおすすめの銘柄一覧!【手数料無料で魅力的】
ヘッジファンド型の投資信託でおすすめの銘柄一覧!【相場下落時も利益獲得】
通貨選択型投資信託でおすすめの銘柄一覧!【為替差益獲得の可能性】
インデックス型投資信託でおすすめの銘柄一覧!【過去のパフォーマンス高位】
アクティブ型投資信託でおすすめの銘柄一覧!【大きな利益を狙う】
また純粋な投資信託と類似する商品としてETF(上場投資信託)が存在します。ETFは投資信託と同様、リスク分散が図れ積立にも向いている商品です。
加えて、高い利回りを誇る分配金を定期的に得ることができる商品が多数存在しています。
以下の記事では、ETFのおすすめ銘柄について紹介していますので、宜しければ併せてご参照下さい。
▼内部リンク▼
積立におすすめ!ETFの厳選3銘柄【分配金や値上がり益を期待】
投資信託購入を検討している方へのおすすめ投信
本記事で紹介した投資信託以外にも、パフォーマンスに優れるおすすめの投資信託は存在します。併せて検討してみてはいかがでしょうか。
投資信託のおすすめ商品サービス①:三井住友DSアセットマネジメント投信
- ファンドマネージャーが、リーマンショック含む過去16年で資産10倍という抜群の運用実績を誇る!
- 口座開設、販売手数料、口座管理手数料すべて0円!(信託報酬が約1%/年)
- 少額(1000円)から無理なく購入が可能で手軽に積立投資が始められる!
- 大手メガバンクSMBCグループで資産を預ける上で安心!
- クイック口座開設でPC・スマホ上で口座開設手続きが完結し印鑑・書面・郵送不要!
素晴らしい実績を誇るチームが運用を担当しており、かかるコストも少ないため、非常におすすめの投資商品です。
【担当する運用チームの過去実績】

無料ですので口座開設しておきましょう。口座開設や、より詳細な情報は以下のリンクからご確認ください。
▼以下のリンクから無料で口座開設できます▼
月々1,000円からムリなく資産形成。スマホ・PCから簡単口座開設!【三井住友DS投信直販ネット】
投資信託のおすすめ商品サービス②:ひふみ投信
- 2008年9月の設定から資産が4倍となる運用実績を持つ人気の投資信託!
- 少額(1000円)から無理なく積立投資を開始できる!
- 購入手数料、解約手数料、口座開設手数料はゼロ円!(信託報酬手数料は約1%/年)
- 5年以上、ひふみ投信を保有すると信託報酬を0.2%還元!10年で0.4%!
カリスマファンドマネージャー藤野英人が運用する「ひふみ投信」。 主に日本の成長企業に投資をすることで、お客様の資産形成を応援するとともに、日本の未来に貢献するというコンセプトで運用に臨んでいます。
【ひふみ投信のパフォーマンス】

運用実績も抜群です。その優秀さやコンセプトからトムソン・ロイター・ファンド・アワードやR&Iファンド大賞を受賞しています。こちらも無料ですので、ぜひ口座開設しておきましょう。
▼以下のリンクから無料で口座開設できます▼
投資信託と併せて検討したい積立投資
投資信託と併せて活用した投資手法が積立投資です。積立投資は、リスクを低減しつつ将来の資金確保を進めることができる優れた手法です。
最近では、優れた運用パフォーマンスを誇る商品や100円単位で手軽に始められる商品サービスが存在しており、積立投資で利益を上げられる可能性やアクセスが向上しています。
以下の記事では、あなたの資産形成の一助となる、パフォーマンスに優れつつも手軽に開始できる積立投資の商品・サービスを紹介しています。宜しければ併せてご参照下さい。
▼以下のリンクから記事に飛べます▼
積立投資で超おすすめの商品・サービスまとめ10選!ローリスクで資産形成
ほんの一握りの富裕層を除き、会社勤めなどの本業からの収入のみでは将来的に生活が困窮するのは目に見えています。
まとめ
国際REIT(リート)型の投資信託は、株式型の投資信託よりも高い利回りが目指せますが、リスクもあることに注意しましょう。
ただ、少額からスタートできるので分散投資先の一つとしておすすめです。