こちらの記事では、低位株の中のおすすめ銘柄:アールビバンについてご紹介しています。

低位株とは株価が安い銘柄を表す用語であり、限られた資金でも購入しやすいことや、株価が上昇に転じた場合に大きな値上がり益が期待できることなどが特徴となっています。

アールビバンの株価に大きな提供を与える事業内容やおすすめの理由、さらに想定されるリスクなどを紹介しますので、株式投資の参考として活用してみてください。

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私が過去に銀行員として培ったデューデリジェンスの技法や、ファンダメンタル・テクニカル両面でみた株式投資のセオリーから評価しています

株式投資にあたり、ぜひご参照下さい!

※記事更新時点での数値および情報をもとにしておりますのでご留意ください
※投資は自己責任でお願いいたします

結論:アールビバンの株価は上昇の可能性あり低位株の中でおすすめ!

  • 4.7%で配当利回りが高い
  • PBRで割安感が出ている
  • トレンドは上向きでトレンドラインの下限で株価が推移

アールビバンの事業概況

アールビバン株式会社の主な事業内容は、各種美術品や工芸品などの販売を手掛ける美術商となっています。

アールビバンという社名は「絵のある生活」という意味のフランス語であり、現代日本における新しい美術マーケットの確立を目指して創設されました。

これまでに30年を超える事業実績があり、多くの顧客からの支持を集める優良企業となっています。

クリスチャン・ラッセンや天野喜考などのアーティストと販売契約を結んでおり、日本全国で展示会やイベントなどを開催して来客に販売しているのです。

アールビバンは作家との契約から展示会の企画・開催、さらに販売・納品からアフターサービスまでを自社で一貫して行うことで、日本における美術品販売の第一人者となりました。

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近年では事業の拡張を目指して経営の多角化にも取り組んでおり、リゾート事業として「タラサ志摩スパ&リゾート」の運営や、健康産業事業として「カルナフィットネス&スパ柏」の運営などを手掛けています

【アールビバンの業績推移】

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※出典:楽天証券

一時期最終利益で赤字になったものの、アールビバンの業績は増収増益基調で推移しています。

また後述しますが配当も継続的に出しています。最終赤字になった時も減配していません。

そのため、強い株主還元の意思があると想定でき、今後も継続的な配当が見込めます。

【参考】アールビバンWebサイト

アールビバンの株価動向:なぜおすすめの低位株か?

低位株の中では、アールビバンは比較的おすすめです。その理由についてご説明します。

おすすめ低位株である理由①:配当利回りが高い

アールビバンを低位株としておすすめする理由としては、まずは配当利回りに優れることがあげられます。

アールビバンの2019年3月22日時点での終値は620円です。

一方で予想される年間配当金は1株当たり30円となっており、配当利回りは4.69%になります。

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近年における株式投資では配当利回りが3%を超えると高配当銘柄と見做されますので、これを大きく超えるアールビバンの配当利回りは魅力的です

おすすめ低位株である理由②:最低売買代金が低い

アールビバンの株式は100株が最低投資単位となっており、1株が620円であれば6万2千円からの購入(別途売買手数料が必要です)が可能になります。

資金が限られる投資家でも購入しやすくなりますし、複数の銘柄を保有してリスクを分散したい投資家にも好適です。

おすすめ低位株である理由③:割安感あり

財務に関する指標については、PBRが0.59倍となっていることが特徴となります。

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PBRとは株価が割安か割高かを判断するための指数であり、1.0倍よりも小さい場合には株価は割安だと判断できます

おすすめ低位株である理由④:トレンドは上向きでトレンドラインの下限に位置

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長期スパンで見ると、上昇トレンドを形成しています。

ダウ理論のトレンドラインの下限付近で推移しており、反発の可能性があります、

株価に影響を与える想定リスク:外部環境の事業への影響

想定されるリスクとしては、まずは本年度の決算の見通しが不透明であることがあげられます。

本年度分としてはこれまでに第1四半期・第2四半期(半期)・第3四半期におけるそれぞれの実績が発表されています。

第1四半期・第2四半期における経常利益はそれぞれ前期分を大きく上回りましたが、第3四半期における経常利益は前期を下回るものとなっています。

アールビバンでは第3四半期における経常利益の落ち込みを一時的なものとして、通期における経常利益の予想を据え置いています。

実際に達成できるかについては疑問が残ります。

アールビバンのここ数年の配当金は年間30円の状態が続いており、当期も同額の配当金が予想されています。

ただ業績が大きく落ち込んだ場合には減配の可能性があります。

アールビバンでは前々年度には「タラサ志摩ホテル&リゾート」の宿泊優待券1枚がもらえる株主優待を行っていますが、一方で前年度の株主優待は実施されませんでした

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配当金や株主優待の内容については業績との連動性が高いことが考えられますので、特に5月に発表される本決算にはくれぐれも注意が必要です

まとめ:アールビバンの株価は上昇可能性があり低位株の中でおすすめ

アールビバンは日本を代表する美術商であり、優れた配当利回りと購入しやすい株価が魅力となっています。

一方で美術商という業務の性質上景気の変動による影響を受けやすく、今後の業績の推移についてはくれぐれも注意が必要です。

PBRなどの指標からは割安だと判断できますが、不安を感じる人には5月発表の本決算の内容を確認してから購入を検討することをおすすめします。

下記記事では、アールビバン以外の低位株のおすすめも公表しています。宜しければぜひご覧ください!

【内部リンク】
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