こちらの記事では、AI関連銘柄として注目の「ブレインパッド」について分析しています。

ブレインパッドは市場でも熱視線を浴びている注目テーマ・AI(人工知能)の関連銘柄です。AIを活用した製品はデジタルマーケティング分野で高い知名度を誇ります。

名だたる有名企業が既にブレインパッドの製品を導入しており、今後も事業拡大が見込まれ、今後株価が上昇していく可能性があります。

以下で詳細を分析していますので、ぜひご覧ください。

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分析にあたって、かつて銀行員として培った、デューデリジェンスの手法を活用しています

※投資は自己責任でお願い致します

ブレインパッドの事業概要

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ブレインパッドの事業はデータを活用した企業活動のサポートが中心です。

今や企業活動になくてはならないビッグデータの利用やAIの導入、デジタルマーケティングなどのツールや手法ですが、いざ取り組もうと思ってもどこから手を付けたら良いのか分からないという企業も少なくないようです。

そうした企業に対してデータ分析を武器に市場を開拓し、創業から15年でデータ分析のリーディングカンパニーとなったのがブレインパッドです。

ブレインパッドの事業の柱はまずビッグデータ活用です。

データ解析とエンジニアリングの組み合わせで、顧客にとって有益なデータの活用方法や詳細に描かれたデータ活用シナリオ、具体的に利用するプラットフォームの提案などを通じて、顧客のマーケティングから組織づくりに至るまでサポートしています。

次に、顧客企業が最先端のデジタルマーケティングに適応できるシステム作りです。その一環としてAIを顧客企業の業務に組み込むサービスを提供しています。

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現在でこそ、AIやビッグデータは常識となっていますが、ブレインパッド創業時には多くの人にとって聞いたこともないという用語ばかりでした

【ご参考】ブレインパッド Webサイト

ブレインパッドの株価が上昇する要因

優位性があるAI関連製品で業績が急拡大

扱っている商品の知名度が低すぎたせいか、ブレインパッドの株価は1,000円前後で推移してきました。

しかし2017年12月に上昇を始めてからはほぼ右肩上がりで、2018年8月に5,000円に乗せてからは上がり下がりはあるものの、2019年7月23日まで5,000円を切ったことはありません。

ビッグデータ・AI・デジタルマーケティングといった用語が投資家だけでなく、それこそ家庭内の会話においてすら聞かれるようになりました。

【ブレインパッドの業績推移】

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出典:楽天証券

上記の業績推移で確認できる通り、斯かる技術の進展とサービスの実用化にあわせ同社の業績も拡大しています。

ブレインパッドの商品の中には、2015年頃からビジネスシーンでよく耳にするようになったDMPに分類される商品があります。DMPはデータ・マネージメント・プラットフォームの略です。

例えば自社サイトのお問い合わせフォームから送られてきたデータを蓄積して、顧客属性に合わせてダイレクトメールを送ると言った作業は多くの会社がやっているでしょう。

自社で持っている顧客データ(プライベートデータ)や、データ提供企業が保有しているデータ(オープンデータ)をDMPで解析し、ターゲティング条件を決めてやれば条件に合ったユーザーを選び出してダイレクトメールを送ると言った作業が自動で行えます。

このDMPツールとして知名度が高い「Rtoaster(アールトースター)」は、ブレインパッドの主力製品の一つです。製品単体でも販売されていますが、数々のソリューションの一部として組み込むことが可能です。

2014年から2016年までの3年間では、日本で最も売れたDMPと言われています。ですので、事業の安定性を担保してくれる製品の一つと言っても良いでしょう。

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また、ブレインパッドは機械学習の関連事業を手掛けるMynd(マインド)株式会社を連結子会社化しています。

両社の共同開発のMynd Plus(マインドプラス)は、普段私たちが読み書きしている自然言語を解析できるツールです。AIが活躍するシーンでは、この技術は非常に重要なものとなるでしょう。

RtoasterやMynd Plusなどの個別の技術や製品は、売り上げの底上げに寄与するだけでなく、先進技術を開発する他の企業との連携や協業のための強い武器と言えるのです。

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もちろん個別の製品はこの2つだけではありません。マーケティング分野は言うに及ばず、業務の可視化や最適化、データマイニング、分析基盤に至るまで、さまざまな製品を開発・展開しています

ブレインパッドの株価を占う最新動向

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事業全体は安定していますが、2019年6月期第3四半期決算が発表された直後から株価が一気に上昇し、それまでの6,000円前後から1週間で9,000円を超えるところまで、およそ50%も値上がりしています。

その後利食いが入ったりして徐々に下がってきてはいますが2019年7月23日でもまだ、6,750円をキープしています。

2019年7月23日には新製品がニュースリリースで流れました。「BrainPad VizTact」と言う商品です。拡張分析領域における新製品としてリリースされました。

データ分析の専門家でない人でも、アウトプットが数値やグラフなどではなく自然文で提示されるため大変理解しやすく、そのアウトプットによってコミュニケーションをとりやすいというメリットを持っています。

発表当日にはすでに人材関連企業のビズリーチやファッションを中心とした大手通販会社のフェリシモ他2社が導入していると報じられています。

別のシステムも7月17日には横浜銀行、6月には貝印やセガゲームスなど、大手企業に次々と納入しており、今後もその導入が続くと予想されます。

またそのほかの同社商品の納入実績を見ると、錚々たるメンバーが並んでいます。

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一部紹介すると、日本航空・全日空・三菱電機・Yahoo!ジャパン・ローソン・CCCマーケティング(Tポイント)・味の素・キリン・JCB・ヤマト運輸など100を超える有名大企業に納入しています

まとめ:ブレインパッドの今後の株価は今後更に上昇する可能性あり

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いかがでしたでしょうか。

ブレインパッドは市場でも熱視線を浴びている注目テーマ・AI(人工知能)の関連銘柄の筆頭であり、その製品はデジタルマーケティング分野で高い知名度を誇ります。

名だたる有名企業が既にブレインパッドの製品を導入しており、今後も事業拡大が見込まれ、それに従って株価が上昇していく可能性があります。

以下では、ブレインパッドと同様のAI関連銘柄を分析しています。ぜひ併せてご参照ください!

【内部リンク】
AI(人工知能)関連銘柄で株価上昇が見込める企業15選