
本記事では、ゴルフ関連の株主優待に関するおすすめ銘柄を紹介しています。
株式投資の魅力は値上がりによる利益や配当金ですが、株主優待も無視できません。上場企業の多くが株主優待を用意しており、各社ともに個性あふれる内容です。
ここでは、そんな株主優待を用意する企業のなかでもゴルフ関連の企業に限定して、ゴルフの株主優待のメリットやデメリット、おすすめの銘柄などを詳しく見ていきます。
ゴルフの株主優待とは?
株主に対して企業が物やサービスをプレゼントすることを株主優待と言います。
プレゼントする内容は各社さまざまですが、一般的には自社と関係する物やサービス、もしくはその優待券や割引券などが多いです。
なかには、自社とは関連が薄くても、本拠を置く地方の特産品をプレゼントするような企業もあります。
上場企業のうち1,500社以上が株主優待を用意していますが、これは日本独特の慣習です。
投資してくれている株主に還元したいという気持ちの表れではありますが、欧米などでは「還元したいならその分、配当に反映させるべきだ」と考えられています。
ただ、株主優待があるからこそ株式投資を始めてみようと考える人も少なくないため、結果的には投資家作りに貢献していると言えるのではないでしょうか。
そんな株主優待のなかでもゴルフの株主優待というのは、ゴルフ場を運営していたりゴルフ用品を販売していたりなどといったゴルフに関連する事業を営む企業が用意する株主優待のことです。
株主優待を用意しているゴルフ関連の企業を探すには、実際に企業の公式サイトを見て「株主向け情報」や「IR情報」という項目をチェックしてみましょう。
具体的にどのぐらいの株数を保有することで、どのようなプレゼントがもらえるかがわかるのでイメージが湧きやすくておすすめの方法です。

ただし、1社1社チェックするには時間も手間もかかりますから、証券会社のサイトで株主優待の企業を絞り込み検索してみるのもよいでしょう
ゴルフの株主優待の種類
株主優待として企業が提供しているものにはさまざまな種類があります。
ゴルフの株主優待では、自社で運営するゴルフ場やゴルフ練習場などで利用できる割引券や回数券など、自社に直接関連するものを贈呈しているところが多いです。
ただ、なかにはギフト券やクオカードなどの金券類を株主優待として用意している企業もあります。
自社で運営するゴルフ場やゴルフ練習場の割引券などがもらえる企業の方が、お得度で考えるとおすすめです。
配当金と合わせた合計の利回りはかなり高くなる傾向があります。ただし、ゴルフ場やゴルフ練習場の利用券では、実際に自分で利用するには地理的に難しいこともあるでしょう。
株主優待で投資する銘柄を決めるのなら、実際に自分で利用できる内容なのかどうかを確認しておきましょう。目ぼしいところが見つからないのなら、無理にゴルフにこだわる必要はありません。
使うのも処分するのも便利な金券類を用意している企業がおすすめです。
なお、株主優待の内容は保有する株数に応じて違うのが一般的です。目当てのゴルフ関連の優待がもらえるとわかって投資したのに、その目当ての優待を受けるのに必要な株数を購入できないようでは意味がありません。

事前に何株以上購入する必要があるのかは事前にチェックしておいてください
ゴルフの株主優待におけるメリット
ゴルフの株主優待のメリットは、株主だからこそ受け取れる優待品です。ふつうなら自分ではとうていプレーできないような会員制ゴルフ場の無料プレー券がもらえることもあります。

また、優待品の金銭的価値を考えると、配当金と合わせた時の実質利回りがお得です。その銘柄が値上がりすればさらに利益も得られます
ゴルフの株主優待におけるデメリット
ゴルフの株主優待のデメリットですが、まず注意しておきたいこととして、企業が権利付き最終日と定めた日に必要な株数を保有している必要があることです。
その日に保有していないと、いくらその前後でたくさんの株数を保有していたとしても優待を受けることはできません。
逆に、権利付き最終日の直前に購入しても株主優待がもらえるということですが、人気銘柄は株価が通常より高くなる傾向がありますから、あまりおすすめの方法ではありません。
また、なかには数日程度の保有では株主優待がもらえない企業もあります。継続保有が必要ならどのぐらいの期間が必要なのか、事前にチェックしておきましょう。さもないと必要な時に売却できずに損失を受けることもあります。
また、優待の内容が変わる、もしくは優待自体なくなる可能性もあることに注意しなければなりません。
株主優待は企業が独自に行なっている株主へのサービスのようなもので法的な制度ではありませんから、いつ始まっていつ廃止されようが、内容がどう変わろうが、言ってみればその企業次第なのです。
憧れのゴルフ場の優待券がもらえると期待して投資したところ、優待内容が変更されていたということも十分考えられます。
優待目当てで投資するなら、優待内容に変更がないか必ずその企業の公式サイトでチェックしておきましょう。
また、お目当て通りの株主優待をゲットできたとしても、株価が下落しているのに保有し続けているようでは本末転倒です。
株主優待を重視するあまり、その優待の価値の何倍もの損失を受けるようでは意味がありません。
株式投資の銘柄選びではやはり企業の実態や業績に対して株価がどうなのかを判断する必要がありますから、株主優待はおまけのサービス程度に捉えておきましょう。

もらえればラッキーぐらいの感覚で、損をする前に適切なタイミングで売却することを心がけてください
ゴルフでおすすめの株主優待一覧!厳選5選!
ゴルフでおすすめなのがアジアゲートホールディングスの株主優待です。自社グループや提携先のゴルフ場や併設のホテルを特別優待料金で利用できます。
ゴム製引布やアウトドア用品などで知られる藤倉ゴム工業もおすすめです。ゴルフクラブのオーダー割引やリシャフトの割引などが株主優待として用意されています。
お得にゴルフ場でプレーしたいなら、ユニゾホールディングスがおすすめです。八千代ゴルフクラブと自社グループのホテルの共通優待券を用意しています。
次に、ゴルフ場やホテル、リゾートなどを手がけるリソルホールディングスをおすすめします。株主優待は「株主会員優待カード」です。これがあれば、ゴルフやホテルなど自社施設を優待料金で利用できます。
最後におすすめするのは、建設業で大手の大和ハウス工業です。住宅やマンションで有名な企業ですが、ダイワロイヤルゴルフというゴルフ場運営会社も持っており、株主優待としてそちらの優待券がもらえます。
ゴルフの株主優待のおすすめな利用方法
自分でゴルフをプレーされる方なら、ゴルフ場の優待券の場合はそのまま自分でプレーするのがおすすめです。
地理的に難しい、もしくはゴルフはやらないという方なら、金券ショップやフリマアプリなどで現金化するという方法もあります。

最近は特にフリマアプリが人気です。必要な人に直接売却できますから、手数料がかかるとしても金券ショップに売るより換金率は高くなることが多いでしょう
その他の株主優待のおすすめ
株主優待はこちらの記事で紹介したものだけではありません。国内の企業が提供する株主優待は非常にバラエティに富んでいます。
以下の記事では、各株主優待ジャンルの中でおすすめできるお得な株主優待を提供している銘柄を選定しています。宜しければぜひご覧ください。
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株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキングトップ3!

株主優待狙いの場合は、自分が欲しい優待の銘柄を購入することが、証券会社利用の目的になると思います。そのため、大手の総合証券会社のような担当への相談や情報提供、過剰な分析ツールは不要です。
また一回の取引手数料が低く、優待を得るにあたって出来る限りコストを抑えることができる証券会社がおすすめです。
ただ、一口にネット証券といっても、手数料体系は会社によって異なりますし、同じ証券会社の手数料でも取引頻度や取引金額によって変わります。
また現在株式の最小販売株数=単元株は100株単位であり、優待目的であれば1つの会社につき数万円から数十万円の資金が目安です。要するに、「100万円以内の1回の取引手数料が安い」という条件が株主優待目的の証券会社選びではポイントになります。
上記を加味すると、ネット証券会社で取引手数料が小さい証券会社がおすすめになります!以下が、ネット証券会社の手数料まとめです。
【証券会社別:株購入額ごとの手数料】
証券会社 | 20万円以下 | 50万円以下 | 100万円以下 |
SBI証券 | 0円 (※アクティブプラン) |
0円 (※アクティブプラン) |
0円 (※アクティブプラン) |
楽天証券 | 0円 (※いちにち定額コース) |
0円 (※いちにち定額コース) |
535円 |
松井証券 | 0円 | 0円 | 1,100円 |
マネックス証券 | 198円 | 495円 | (成行注文)1,100円 (指値注文)1,650円 |
DMM.com証券 | 106円 | 198円 | 374円 |
ライブスター証券 | 106円 | 198円 | 374円 |
GMOクリック証券 | 107円 | 265円 | 479円 |
こちらの手数料表に基づくおすすめランキングは以下の通りです!

基本的には、国内の優待銘柄を購入するにあたって手数料以外の差は無いので、手数料が最も安いSBI証券がおすすめです
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング1位:SBI証券
ネット証券において、口座開設数No.1を誇るSBI証券ですが、取引手数料も100万円以下で0円であり、株主優待向きの証券会社といえます。
「アクティブプラン(定額コース)」は無料で選択できますので、優待銘柄を購入数する費用はゼロで済みます!
無駄なコストをゼロに抑えられますので、株主優待を狙って株式を購入する際はSBI証券が圧倒的におすすめです。必ず口座開設しておきましょう。
私もメインの証券口座として活用しているSBI証券の詳細については、以下の記事にまとめていますので、宜しければぜひご覧ください。
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SBI証券は絶対に口座開設すべきおすすめの証券会社
▼以下のリンクから口座開設できます▼
SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング2位:楽天証券

SBI証券と同様に、50万円以下の取引であれば「いちにち定額コース」で手数料が0円です。SBI証券との違いは、「いちにち定額コース」は50万円超100万円以下の購入金額になると943円の手数料が必要になる点です。
100万円以下の取引であれば「超割りコース(取引都度手数料発生)」の方が安くなりますが、それでも535円が取引手数料としてかかります。
手数料面ではSBI証券に劣りますが、楽天スーパーポイントを株式購入代金や手数料支払いに当てられるので、楽天を良く利用する人は口座開設をおすすめします。
株主優待狙いでおすすめの証券会社ランキング3位:松井証券
松井証券は取引毎ではなく、1日の約定代金で料金が決まるシンプルな手数料プランになっています。1日何回取引しても50万円以下であれば手数料がかかりませんのでおすすめの証券会社です。
また松井証券は、いちはやく投資信託の手数料ゼロに取り組んだり、ウェブサイトの文字を柔軟に変えられるインターフェースを提供するなど、ユーザーに優しい証券会社でもあります。
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松井証券
まとめ
ゴルフの株主優待には、実際にプレーできるゴルフ場の優待券などが多いです。
1ラウンドで数万円かかるところ、株主ならではの優待料金でプレーできるのはゴルフファンにとっては大きなメリットでしょう。
ただし、あくまで投資という視点を忘れずに、優待を重視するあまり大きな損失を抱えないように注意してください。