こちらの記事では、7月の配当権利確定株で、配当利回りが高い銘柄の上位ランキングを公開します!

ランキング作成にあたっては、対象銘柄の単純な配当利回りの比較だけではなく、経営概況や事業状況、成長性もチェックしています。

銀行員として過去に培った、企業デューデリジェンスのスキルを利用して分析、選択しています

配当利回りが高い企業はそれだけで株として魅力的ですし、株価も安定する傾向があります。積極的に株主還元の姿勢が見られる企業を選びたいですね。

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一方で、業績もしっかりと確認しておかないと、赤字になって配当できず減配になり株価急落、といった事態になりかねないので注意したいですね

※最終的な投資判断は自己責任でお願いします

7月に配当権利が確定するおすすめ銘柄の利回りランキング

1位:ティーライフ(配当利回り3.85%)

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7月の高配当株利回りランキング1位は、プライベートブランドの健康茶や化粧品を販売するティーライフです。

カタログ販売やネット通販による販売が主体ですが、直近の業績は堅調に推移しています。

シニア層の顧客獲得を狙っており、医薬品や機能性表示食品を続々と投入してます。

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また海外への販路拡大も目指しており、台湾・上海で健康食品主体でネット通販展開に力を入れると同時に、企業買収に積極的な姿勢を示しています

2位:総合商研(配当利回り2.71%)

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折込ちらし広告の企画・制作事業を手掛けます。

業績は増収基調で推移しているものの、利益率の低さから最終利益は横ばいから微減が続いています。

ただし配当は毎期安定的に1株=10 円で実施しています。利回りは3%弱とそれなりに高水準を維持しています。

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主力事業は長期的な目線で見ると衰退産業であるため、長期保有する場合は注意が必要です

3位:不二電機工業(配当利回り2.47%)

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7月の高配当株利回りランキング第2位は制御用開閉器や電子接続機器が主力の不二電機工業です。

2020年1月期は、国内全体の電機設備関連は横ばいで推移していますが、配電盤や接続機器がその中でも堅調です。

鉄道変電設備関連や車両用表示灯等も好調を継続しており、今期は増収増益を計画しています。

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国内のみならず、海外はオセアニアや東欧の市場開拓を進めています

4位:クロスフォー(2.46%)

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7月の高配当株利回りランキング第3位は、ダイヤモンド加工大手のクロスフォーです。

独自のダイヤモンド加工技術を保有しており、ジュエリー・ジュエリーパーツを製造販売しています。

業績について、上期は天候が芳しくなく各種イベントが中止になったことによる売り上げ減少が響く一方、新商品投入により下期は堅調に推移しています。

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株主還元の面では、直近では減配していますが、100株以上保有している株主に対してネット通販で20%オフの割引を提供しています

5位:casa(配当利回り2.14%)

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7月の高配当株利回り第4位は、家賃債務保証を手掛けるcasaです。

2020年1月は保証料収入が増加することにより増収増益を計画しています。

顧客である大手管理会社向けに保証の範囲を拡大する商品提供や、手数料上昇の効果も増収に貢献しています。

また少額短期保険の大手と提携し、家財保険の販売を強化しています。

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また認知度アップを目的にネット広告を活用して積極的なプロモーションを展開しています

6位:スバル興業(配当利回り1.74%)

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7月の高配当株利回りランキングの第5位は、道路メンテナンスが主力のスバル興業です。

2020年1月期は高速道路の補修工事を受注し業績は好調を維持しています。

また多角化の一環として展開している飲食店事業も堅調で、増配の観測も浮上しているほどです。

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道路メンテナンス事業を拡大するため、企業買収に積極的な姿勢を示しています

高配当株で安定収入を得るための視点

配当利回りのランキングに入るような銘柄に投資することで、安定的な配当収入を狙う方は多いと思います。

そのために考えるべきポイントとして、以下の4点が挙げられます。

  • 高利回りで安定配当の銘柄を選ぶ
  • 権利確定日を意識して売買する
  • ポートフォリオをつくる
  • ポートフォリオは銘柄を随時入れ替え

下記の記事で詳細をまとめております。配当株を買う上で重要な考え方ですので、こちらの記事もご参照頂ければと思います。

配当金を受け取るために!7月の配当権利確定日

「権利確定日」に株主になっていないと、配当を受け取れませんので注意しましょう。

ご存知の方も多いとは思いますが、2019年7月から「権利付き最終日」が3営業日前から2営業日前に変更になりますので、留意しましょう。

つまり7月31日が権利確定日だとすると、7月28日時点の保有株を7月29日に売却してしまうと配当をもらう権利が消えます。

従って、権利落ち日(売却しても配当がもらえる日)は7月30日となります。

「配当をもらうために株を買ったのに、権利確定日をすぎていた/権利落ち日n前に売っていた」なんてことがないように気を付けましょう。

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配当金を狙って株式を買うときには、スケジュール確認は必須です

例:2019年7月末が権利確定日

7月29日が権利付最終日となります。

この日までに現物株式を買付すれば、株主として配当を貰える権利が得られます。

反対に、翌日の7月30日が「権利落ち日」となり、この日になれば売却しても配当を貰える権利はなくなりません。

7月31日が権利確定日となり、株主として配当をもらえる権利が確定します。

権利落ち日の株価は下落する傾向にあり

前述した「権利落ち日」は、配当金をもらえる権利がなくなることから、株価が下落する傾向があります。

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配当金をもらえる分、権利確定日を過ぎてしまったら株価が下がる可能性がある点に注意が必要です

まとめ:7月権利確定の配当株の利回りは2~3%前後

7月に権利確定する配当利回りが高い銘柄をご紹介しました。

7月は利回りが大きくない銘柄が多く、ランキング上位でも2~3%前後という結果でした。

ぜひこちら買い付けの参考にしてください。