こちらの記事では、4月の配当権利確定株で、比較的配当利回りが高い銘柄の上位ランキングを公開します!
ランキング作成にあたっては、対象銘柄の単純な配当利回りの比較だけではなく、経営概況や事業状況、成長性もチェックしています。
銀行員として過去に培った、企業デューデリジェンスのスキルを利用して分析、選択しています。
配当利回りが高い企業はそれだけで株として魅力的ですし、株価も安定する傾向があります。積極的に株主還元の姿勢が見られる企業を選びたいですね。
一方で、業績もしっかりと確認しておかないと、赤字になって配当できず減配になり株価急落、といった事態になりかねないので注意したいですね。
※株価は2019年1月8日終値時点で利回りを計算しています
※最終的な投資判断は自己責任でお願いします
4月に配当権利が確定する銘柄の利回りランキング
1位:トーシンホールディングス(配当利回り3.67%)

4月分の高配当株ランキング1位は、携帯ショップが主力のトーシンホールディングスです。
東海地方を地盤としてauやソフトバンクの携帯電話を中心に販売しています。その他の事業として、不動産・ゴルフ場運営も手がけています。
直近の業績は、不動産事業が貢献していて堅調です。
主力の携帯販売は新型iPhoneの人気がいまいちなものの、格安スマホの販売が伸びています。
ゴルフ場運営について、今年は猛暑と台風があり業績はいまひとつ。不動産は安定収益源として業績に貢献しており、営業増益が続いています。
直近のPERは24倍、PBRは1倍で割安感はあります。配当利回りは3.67%です。時価総額は35億円ほどであり、今後企業規模が伸びていく余地は存分にあるでしょう。
不動産の安定収入があり利益が堅調なためか、株価の値動きが底堅いですね。
2位:ファースト住建(配当利回り3.64%)

ランキングの2位に入ったのは、戸建分譲事業が主力のファースト住建。
2019年10月期は連結の注文住宅会社が好調です。
戸建分譲事業は販売が増加する見込み。注文住宅は消費増税前の特需を見込みこちらも販売増加を計画しています。利益の推移も好調です。
PERは6.51倍、PBRは0.54倍と割安感があり、配当利回りは3.6%です。
配当金は4/10月の年2回配当で、ここ数年は安定した配当を継続しています。2019年10月期は増配予定で、株主還元に積極的と言えます。
…4月権利確定分のおすすめは以上です!!
現時点(1/7)ですと、4月権利確定分の銘柄で配当利回り3%を超える企業が他にありません。したがって、ランキングの2社のみのご紹介とします。
高配当株で安定収入を得るための視点
配当利回りのランキングに入るような銘柄に投資することで、安定的な配当収入を狙う方は多いと思います。そのために考えるべきポイントとして、以下の4点が挙げられます。
- 高利回りで安定配当の銘柄を選ぶ
- 権利確定日を意識して売買する
- ポートフォリオをつくる
- ポートフォリオは銘柄を随時入れ替え
下記の記事で詳細をまとめております。配当株を買う上で重要な考え方ですので、こちらの記事もご参照頂ければと思います。
まとめ:4月権利確定の配当株は高利回りな銘柄が相対的に少ない
4月に権利確定する配当銘柄をご紹介しました。残念ながら、3%を超える企業が2社しかいない、という結果になってしまいました。
2018年末にかけて株価は全体的に値下がりしたものの、ちょうど本日(1/7)に相場全体が復調したこともあり、株価が上がって利回りが下がり始めている、という状態もその原因です。
というより、そもそも配当高利回りの企業が少ないせいですね…。
4月分はそんな結果になってしまいましたが、下記記事で、米国株の高配当株を紹介しています。株主還元で先行する米国株は配当利回りが高いの銘柄が多く存在します。
下記では、高配当株のランキングを紹介しています。宜しければご覧下さい。